オーギュスタン・デュメイ&ジョナタン・フルネル デュオ・リサイタル
イベントカテゴリ: 音楽(クラシック)
- 開催日
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2025年11月3日(月曜日)
- 開催時間
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午後2時開演(午後1時30分開場)
- 開催場所
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武蔵野市民文化会館 小ホール
交通・アクセス - 対象
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小学生、中学生・高校生・大学生、大人
- チケット 発売情報
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9月13日(土曜日) 10時00分発売
- 出演
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オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)
ジョナタン・フルネル(ピアノ) - チケット
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全席指定
一般 7,300円 友の会 6,300円 - 主催
- (公財)武蔵野文化生涯学習事業団
プログラム
J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 「雨の歌」Op.78
J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
東京で1回だけの奇跡のデュオ!
グリュミオーとミルシテインに音楽を叩きこまれカラヤン指揮のベルリン・フィルとの共演で世界へ!
ドイツ・グラモフォンからピリスとCDをリリースしているオーギュスタン・デュメイと
エリザベート王妃国際コンクール優勝!ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、
アムステルダム・コンセルトヘボウに出演のジョナタン・フルネル!
※キャンセルになった場合は、チケット券面の金額のみでのご返金となります。
郵送料などは返金いたしませんので、ご理解いただいたうえでお申し込みください。
※未就学児はご入場いただけません。
※やむを得ない事情により、内容が変更となる場合があります。ご了承の上、ご予約ください。
※車椅子席は電話及び窓口でのみ販売いたします。ご了承ください。
※発売日はインターネット&電話のみ受付。残券がある場合は、発売日の翌日より窓口でも受付いたします。
※公演実施の場合、チケット購入後のキャンセル・変更は一切いたしかねます。ご了承の上、ご予約をお願いいたします。
オーギュスタン・デュメイ プロフィール
今日を代表する名手による演奏に、心惹かれずにはいられない。彼がモダン・ヴァイオリンの大家の一人であることを改めて知らしめる、時宜を得た名盤。
(フランク & R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタの録音(Onyx レーベル)について)
デュメイの演奏スタイルはエレガンスの極みに達している。そして彼の[フランクのソナタの]演奏は、この作品が垣間見せる官能性の鉱脈を掘り下げていく。
(ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールでのルイ・ロルティとのリサイタル評)
オーギュスタン・デュメイを“モダン・ヴァイオリンの大家の一人”とみなす世界的な批評家たちは、彼の“この上なくエレガントな演奏スタイル”と“妙なる美音”を称えている。この名声は、EMI(現ワーナー)、ドイツ・グラモフォン、オニックスに40枚もの録音を残し、その多くがグラモフォン賞、オーディオファイル・オーディション、ドイツ批評家賞、グランプリ・ディスク、レコード・アカデミー賞などを受賞していることで裏付けられている。
デュメイは10歳でパリ音楽院に入学し、13歳でプルミエ・プリを獲得。その1年後にはシャンゼリゼ劇場とモントルー音楽祭でデビューした。すぐにフランスの聴衆に親しまれるようになったが、1980年、ヘルベルト・フォン・カラヤンとの出会いによって国際的なキャリアをスタートさせることとなった。カラヤンは、自身のスタジオでのレコーディング・セッション中に偶然デュメイの演奏を聴き、すぐにベルリン・フィルとの共演に招いた。
デュメイはその後、ロンドン響、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フランス国立管、ロサンゼルス・フィル、モントリオール響、スイス・ロマンド管、マーラー・チェンバー・オーケストラ、バイエルン放送響など、世界有数のオーケストラと共演している。共演している指揮者は巨匠から若手まで、ラファエル・クーベリック、サー・コリン・デイヴィス、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、小澤征爾、クルト・ザンデルリンク、ユーリ・テミルカーノフ、エマニュエル・クリヴィヌ、シャルル・デュトワ、アラン・ギルバート、ダニエル・ハーディング、マルク・ミンコフスキ、ケント・ナガノ、ロビン・ティチアーティらの名が挙げられるが、その壮観な顔ぶれたるや枚挙にいとまがない。ベルギーの映画監督ジェラール・コルビイはドキュメンタリー映画『Augustin Dumay, laisser une trace dans le cœur』を制作しており、それはmedici.tvで観ることができる。
デュメイはまた指揮者としてもコンサートと録音の両方で活躍しており、イギリス室内管、ニュージャージー響、シンフォニア・ヴァルソヴィア、新日本フィルなどに招かれている。2003年から2013年の間、ベルギーのワロニー王立室内管弦楽団の音楽監督を務め、その後2015年まで首席客演指揮者を務めた。2011年から2024年までは関西フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、今後は名誉指揮者として共演を続ける。2004年よりブリュッセルのエリザベート王妃音楽学校のマスター・イン・レジデンスとして才能ある若手ヴァイオリニストたちの指導にもあたっている。
使用楽器はかつてレオニード・コーガンが使用していた1743年製グァルネリ・デル・ジェス。
ジョナタン・フルネル プロフィール
難関エリザベート王妃国際コンクールに優勝(2021年)の逸材!
絶妙なバランスで絡み合う怒涛のテクニックと熱情。オーケストラ並みに多彩な音色のパレット。そして楽曲の内奥に迫り、作品の細部に燦然たる光を当てる明晰さ。
しかし彼には何にもまして、聞き手の心に訴える表現力がある。
(David Kettle, The Scotsman紙)
フルネルは虎だ――力強さ、威厳、柔軟性、スピード、凄まじさ、エレガンスを兼ね具えている。
(Alain Lompech, Bachtrack, 2021年)
音楽性と詩情にあふれるナチュラルな演奏が持ち味のフルネルは、モーツァルトの《ピアノ協奏曲第18番》から比類のない透明感と抒情性を引き出し、ブラームスの《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》においては、物語を紡ぐ確かなセンスと熱烈な一面を発揮した。
(Marie-Aude Roux, ル・モンド紙, 2021年エリザベート王妃国際コンクールでの演奏について)
2021年、27歳でエリザベート王妃国際コンクールに優勝。同時に聴衆賞であるMusiq3賞ならびにCanvas-Klara賞も同時受賞した。またそれ以前に20歳で、スコットランド国際コンクールとヴィオッティ国際コンクールでも第1位に輝いている。
アムステルダムのコンセルトヘボウ、フィラルモニー・ド・パリ、ライプツィヒのゲヴァントハウス、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールなどの主要ホールや、ヴェルビエ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭などに出演。S.ドゥヌーヴ、T.ダウスゴー、S.ゲッツェル、P.ロフェらの指揮のもと、NHK交響楽団、ブリュッセル・フィル、ルクセンブルク・フィル、ロイヤル・スコティッシュ管、パリ室内管などと演奏するほか、室内楽でもA.デュメイやG.カプソンなどと共演している。
自身が愛情を注ぐモーツァルト、ショパン、ブラームスの作品の演奏において定評を得る一方、現代音楽にも高い関心を寄せる。バクリの「ピアノ・ソナタ第3番」などの世界初演や、ボイル、アデスらの作品をリサイタル・プログラムに含めるなど、すでに幅広いレパートリーを築いている。
フルネルは、Alphaレーベルと契約。2021年10月にリリースされたブラームスのアルバムは、世界中の主要メディアから絶賛され、ディアパゾン、テレラマなどの賞を受賞。2024年2月には、H.グリフィス指揮モーツァルテウム管弦楽団とモーツァルトの協奏曲第18番と第21番を収録したアルバムがリリースされ、高い評価を得た。このアルバムは、オルフェウム財団主催の新世代モーツァルト・ソロイスツ・コレクションの一部で、複数のソリストをフィーチャーしたモーツァルトの協奏曲全集である。アルファ・クラシックからの2枚目のソロ・アルバム(ショパンとシマノフスキ作品)は、2024年8月にリリースされ、クラシカ誌のショック賞などを受賞。
フルネルは故郷サルグミーヌでピアノを始めたのち、ストラスブール音楽院、ザールブリュッケン音楽大学で学んだ。同時にG.マニャンのもとで、現在もメンター(師)の一人として薫陶を受けている。また16歳でパリ国立音楽院に入学し、B.エンゲラー、B.リグット、C.デゼール、M.ダルベルトに師事。2016年9月から5年間はブリュッセルのエリザベート王妃音楽院でL.ロルティとA.クユムジャンから指導を受けた。