審査委員 ピエール・ダミアーノ・ペレッティ

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ページ番号1002213  更新日 2022年8月2日

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写真:ピエール・ダミアーノ・ペレッティ


ピエール・ダミアーノ・ペレッティ(Pier Damiano PERETTI)

1974年イタリア・アルツィニャーノ生まれ。1991~96年にヴィチェンツァのペドロッロ音楽院で学んだ。その間、マスタークラスでルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ、ハラルド・フォーゲル、ジャック・ファン・オールトメルセン、ジャン=クロード・ツェンダー、リナルド・アレッサンドリーニなどの薫陶を受けた。1996年ウィーンへ移って研究を続け、同地の音楽・舞台芸術院(現、大学)で、オルガンをヘルベルト・タヘツィとミヒャエル・ラドゥレスクに、作曲をヴォルフガング・ズッパンに学んだ。
数々の国際コンクール(プレトリア、ボローニャ、インスブルック、ハンブルク、トゥールーズ)に入賞し、1999年には名高いセント・オールバンス国際コンクールで第1位に輝いた。
2002年、ウィーン音楽・舞台芸術大学の「オルガン・コンサート演奏科」を優等で卒業するや否やドイツのハノーファー音楽・演劇大学の教授に迎えられた。2009年3月からは、ミヒャエル・ラドゥレスクの後任としてウィーン音楽・舞台芸術大学の教授に着任した。
演奏習慣に基づいたイタリアとドイツのバロック作品とJ.S.バッハを好んで演奏するとともに、シェーンベルク、メシアン、リゲティ、ベリオ、ダラピッコラ、フェルドマン、フーバー、リーム、ベッティネッリ、ダッラ・ヴェッキア、ハイラー、シュレー、ラドゥレスクなどの現代の音楽にも強い関心を持ち、彼のレパートリーはゆうに7世紀を超える。
CDは、Ursina-Motette、Carrara、IFO-Records、Naxosなどからリリースされており、イタリア/スペインのバロック期の作曲家、ディートリヒ・ブクステフーデの全コラール・ファンタジア、バッハ『クラヴィア練習曲集第3部』、さらにマルコ・エンリコ・ボッシ、ブルノ・ボッティネッリなどを収録している。
作曲家としても活躍しており、特に宗教音楽の分野で多くの作品を委嘱されている。