審査委員 ティエリー・エスケシュ

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ページ番号1002204  更新日 2022年8月2日

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写真:ティエリー・エスケッシュ


ティエリー・エスケシュ(Thierry ESCAICH)

パリ国立高等音楽院で8つのプルミエ・プリ(和声、対位法、フーガ、オルガン、即興、アナリーゼ、作曲、管弦楽法)を得て卒業。1991年、ストラスブール国際コンクールで即興の第1位入賞を果たした後、1997年に彼はモーリス・デュリュフレの後任として、サンテティエンヌ・デュ・モン教会(パリ)のオルガニストに任命された。彼のコンサート・プログラムは、ロマン派、交響楽、現代音楽の作品と同時に、さまざまな様式や形式による即興を中心に組まれ、その志向はCalliopeやAccordレーベルへの録音でも見て取れる。1995年、ヌーヴェル・アカデミー・ドゥ・ディスクのグランプリを受賞。Accordレーベルへの、彼自身のオルガン協奏曲、交響曲第1番、ファンタジー・コンチェルタンテの最新の録音は、2002年ディアパゾン賞を受賞した。さらに、彼はパリ宗教芸術祭、シャルトル音楽祭、サン・ベルトラン・ド・コマンジュ、オーヴェル・シュル・オワーズ、ウェストミンスター、ボン、ミュンヘンなどの数々の音楽祭に招かれている。彼の作品は、第1回アンドレ・ジョリベ賞(1989年)や、フランス=アメリカ財団のフローレンス・ブルメンタル賞(1990年)ではアンリ・デュティユー、モーリス・オアナ、エリオット・カーター、マニュエル・ロザンタールといった錚々たる顔ぶれの審査委員が満場一致で選ぶなど、数々の国際賞を受賞している。1994年、フランス学士院はナディア&リリー・ブーランジェ賞を授与する一方、フランス著作権協会(SACEM)は彼の交響曲にエルヴェ・デュガルダン賞(1993年)とジョルジュ・エネスコ賞(1999年)の2つを授与した。ティエリー・エスケッシュは、コンサート・オルガニストであるとともに、作曲家としての活動も追い求めている。彼のオルガン作品は、エリック・ルブラン、オリヴィエ・ラトリ、シュテファン・タープといったオルガニストのレパートリーとなっている。彼の30数曲の作品は、ソロのための器楽曲から交響曲、また室内楽にまで及んでいる。1992年よりパリ国立高等音楽院の教授を務めている。