審査委員 ハンス=オラ・エリクソン

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ページ番号1002203  更新日 2022年8月2日

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写真:ハンス=オラ・エリクソン


ハンス=オラ・エリクソン(Hans-Ola ERICSSON)

1958年ストックホルム生まれ。ストックホルムとフライブルグで作曲とオルガンを学んだ後、アメリカ、ヴェネチア、パリで研鑽を積んだ。ジョン・ケージ、リゲティ、メシアン他の作曲家と深い親交があり、彼らのオルガン作品に対するエリクソンの解釈には定評がある。

スウェーデンのピーテオ音楽院オルガン教会音楽科とルレオ工科大学で後進の指導にあたったほか、1996年ドイツ・ブレーメン音楽大学の終身客員教授に任命された。2012年よりモントリオールのマギル大学で大学オルガニストとオルガン教会音楽科長を務めている。

ヨーロッパはもとより、日本、韓国、カナダ他、世界を舞台にコンサート活動をおこなっている。彼の優れた芸術的解釈は、数々の賞を受賞した録音に反映されており、中でも『オリヴィエ・メシアン:オルガン作品全集』(BIS)は、1999年、ドイツの有力誌『Die Zeit』の"21世紀に残したい111枚"の1枚に選出された。20世紀作品のみならず、近年は、J.S.バッハの室内楽作品とオルガン・ソロ作品の録音に力を入れており、高い評価を受けている。

作曲活動もおこなっており、過去10年間に多くの作品が初演されている。
1999年、スウェーデン作曲家賞を受賞。2000年にはスウェーデン王立音楽アカデミーの会員に推挙された。2009年、ドイツのオッペンハイム市より、ナイトの称号を授与された。