冬の旅
- 会期
- 2014年11月6日(木曜)~2015年2月22日(日曜)
- 会期中の休館日
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11月26日(水曜)、12月17日(水曜)~1月9日(金曜)、1月28日(水曜)、2月18日(水曜)
萩原英雄の木版画から、秋~冬をテーマにした作品ほか《古代の唄》《追憶》シリーズなど、どこか哀愁を誘う作品をご紹介します。萩原は木版に「深み」を求め、様々な表現手段を開拓したことで知られていますが、この「深み」の追求は、その画面に「温かみ」を与える効果をももたらしているようです。ある種冷徹な視線とそれを支える底知れぬ温情の同居、という、独自の作品世界の魅力をご堪能ください。萩原による未年年賀状も展示します。

萩原英雄略歴
- 1913(大正2)年
- 山梨県甲府市に生まれる
- 1932(昭和7)年 19歳
- 白日会第9回展に油彩「雑木林」出品、光風会展第19回展に油彩「上り道」出品
- 1938(昭和13)年 25歳
- 東京美術学校(現東京藝術大学)油画科卒業
- 1951(昭和26)年 38歳
- 銀座資生堂で「萩原英雄(油彩)」個展開催
- 1956(昭和31)年 43歳
- 銀座養清堂画廊で「萩原英雄版画」個展開催、日本版画協会、第24回展出品、以後、第43回展を除き出品を重ねる
- 1960(昭和35)年 47歳
- 第2回東京国際版画ビエンナーレで神奈川県立近代美術館賞受賞
- 1962(昭和37)年 49歳
- 第7回ルガノ国際版画ビエンナーレでグランプリ受賞
- 1963(昭和38)年 50歳
- 第5回リュブリアナ国際版画ビエンナーレでユーゴスラビア科学芸術アカデミー賞受賞
- 1966(昭和41)年 53歳
- 第5回東京国際版画ビエンナーレで文部大臣賞受賞
- 1967(昭和42)年 54歳
- 第1回チェコスロバキア国際木版画ビエンナーレでグランプリ受賞
- 2007(平成19)年
- 11月東京で歿、享年94歳