木っ端の宇宙

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ページ番号1002480  更新日 2022年3月28日

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会期
2015年10月22日(木曜)~2016年2月28日(日曜)
会期中の休館日

10月28日(水曜)、11月18日(水曜)~20日(金曜)、25日(水曜)、12月28日(月曜)~平成28年1月15日(金曜)、27日(木曜)、2月15日(月曜)、24日(水曜)

萩原英雄は、従来の木版表現に飽き足らず、残り屑を版面に貼り付ける手法をはじめ、新たな領域の開拓に熱意を傾けます。特に1980年代前後からは、「星」や「空」「宇宙」などを意識したテーマが目立ち始め、木っ端を駆使した作品は、あたかもその摺り跡が輝く星となり、宇宙を象っているようです。本展では、捨てられるはずだった木っ端に新たな生命が吹き込まれた作品を中心にご紹介します。

作品:砂上の星 No.1
砂上の星 No.1 1982年

萩原英雄略歴

1913(大正2)年
山梨県甲府市に生まれる
1932(昭和7)年 19歳
白日会第9回展に油彩「雑木林」出品、光風会展第19回展に油彩「上り道」出品
1938(昭和13)年 25歳
東京美術学校(現東京藝術大学)油画科卒業
1951(昭和26)年 38歳
銀座資生堂で「萩原英雄(油彩)」個展開催
1956(昭和31)年 43歳
銀座養清堂画廊で「萩原英雄版画」個展開催、日本版画協会、第24回展出品、以後、第43回展を除き出品を重ねる
1960(昭和35)年 47歳
第2回東京国際版画ビエンナーレで神奈川県立近代美術館賞受賞
1962(昭和37)年 49歳
第7回ルガノ国際版画ビエンナーレでグランプリ受賞
1963(昭和38)年 50歳
第5回リュブリアナ国際版画ビエンナーレでユーゴスラビア科学芸術アカデミー賞受賞
1966(昭和41)年 53歳
第5回東京国際版画ビエンナーレで文部大臣賞受賞
1967(昭和42)年 54歳
第1回チェコスロバキア国際木版画ビエンナーレでグランプリ受賞
2007(平成19)年
11月東京で歿、享年94歳