天空を翔る色

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ページ番号1002477  更新日 2022年3月28日

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会期
2017年3月2日(木曜)~5月28日(日曜)
会期中休館日
3月29日(水曜)~4月7日(金曜)、4月26日(水曜)

木版画家・萩原英雄は、独自の技法を駆使し、木版の「線」をより柔らかくすることに成功しました。そして自由自在な線と同時に現れた軽やかな色彩によって、萩原の作品は、空中を翔けているかのような開放感を獲得していきます。

《翔ぶ》《萌芽》《散華》《天使昇天》といった浮遊感を感じさせる作品タイトルとともに、線と色の共演による軽妙な表現をお楽しみいただければ幸いです。

作品:天使昇天 No.8
天使昇天 No.8 1970年

萩原英雄略歴

1913(大正2)年
山梨県甲府市に生まれる
1932(昭和7)年 19歳
白日会第9回展に油彩「雑木林」出品、光風会展第19回展に油彩「上り道」出品
1938(昭和13)年 25歳
東京美術学校(現東京藝術大学)油画科卒業
1951(昭和26)年 38歳
銀座資生堂で「萩原英雄(油彩)」個展開催
1956(昭和31)年 43歳
銀座養清堂画廊で「萩原英雄版画」個展開催、日本版画協会、第24回展出品、以後、第43回展を除き出品を重ねる
1960(昭和35)年 47歳
第2回東京国際版画ビエンナーレで神奈川県立近代美術館賞受賞
1962(昭和37)年 49歳
第7回ルガノ国際版画ビエンナーレでグランプリ受賞
1963(昭和38)年 50歳
第5回リュブリアナ国際版画ビエンナーレでユーゴスラビア科学芸術アカデミー賞受賞
1966(昭和41)年 53歳
第5回東京国際版画ビエンナーレで文部大臣賞受賞
1967(昭和42)年 54歳
第1回チェコスロバキア国際木版画ビエンナーレでグランプリ受賞
2007(平成19)年
11月東京で歿、享年94歳