風景と心
- 会期
- 2016年11月17日(木曜)~2017年2月26日(日曜)
- 会期中休館日
- 11月30日(水曜)、12月21日(水曜)~1月13日(金曜)、1月25日(水曜)、2月15日(水曜)、2月22日(水曜)
日本の自然をこよなく愛した萩原は、アトリエでの制作の合間をぬって、各地に写生に出かけました。写生を通して自然に学びつつも、萩原の風景画は、視覚的な再現としての写生にとどまっていません。「芸術には、その根底にヒューマニズムがなくてはならない」という萩原の信念は風景画においても貫かれ、自然への敬意と愛情、すなわち彼の「ヒューマニズム」が画面に満ちています。

萩原英雄略歴
- 1913(大正2)年
- 山梨県甲府市に生まれる
- 1932(昭和7)年 19歳
- 白日会第9回展に油彩「雑木林」出品、光風会展第19回展に油彩「上り道」出品
- 1938(昭和13)年 25歳
- 東京美術学校(現東京藝術大学)油画科卒業
- 1951(昭和26)年 38歳
- 銀座資生堂で「萩原英雄(油彩)」個展開催
- 1956(昭和31)年 43歳
- 銀座養清堂画廊で「萩原英雄版画」個展開催、日本版画協会、第24回展出品、以後、第43回展を除き出品を重ねる
- 1960(昭和35)年 47歳
- 第2回東京国際版画ビエンナーレで神奈川県立近代美術館賞受賞
- 1962(昭和37)年 49歳
- 第7回ルガノ国際版画ビエンナーレでグランプリ受賞
- 1963(昭和38)年 50歳
- 第5回リュブリアナ国際版画ビエンナーレでユーゴスラビア科学芸術アカデミー賞受賞
- 1966(昭和41)年 53歳
- 第5回東京国際版画ビエンナーレで文部大臣賞受賞
- 1967(昭和42)年 54歳
- 第1回チェコスロバキア国際木版画ビエンナーレでグランプリ受賞
- 2007(平成19)年
- 11月東京で歿、享年94歳