南桂子ー遠くをみる

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ページ番号1002430  更新日 2022年3月28日

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会期
2016年3月3日(木曜)~7月18日(月曜・祝日)
会期中の休館日
3月30日(水曜)~4月8日(金曜)、27日(水曜)、5月25日(水曜)、5月30日(月曜)~6月3日(金曜)、29日(水曜)

浜口陽三の伴侶であった版画家・南桂子。当館では、南の銅版画原版約500点を収蔵しており、その版画作品の購入も随時進めてまいりました。今回は浜口の作品とあわせて、これまでに収集した南作品計26点を一斉にお披露目いたします。南の作品には、少女、魚、鳥、城や塔といったモチーフが繰り返し登場しますが、それらはどこか”遠くを想う/みる”ことを連想させます。彼女のつつましやかな版画世界を通して、わたしたちも遠くにあるなにかをみつめることになるでしょう。

作品:街
南桂子 《街》 1957年

浜口陽三略歴

1909(明治42)年
和歌山県広川村に生まれる

1930(昭和5)年

21歳

東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻科中退、パリに移住

1933(昭和8)年

24歳

サロン・ドートンヌに出品

1938(昭和13)年

29歳

パリで水彩画と版画の最初の個展開催

1953(昭和28)年

44歳

関野準一郎、駒井哲郎と共に日本銅版画家協会を創設

1954(昭和29)年

45歳

第1回現代日本美術展で「スペイン風油入れ」と「ジプシ-」が佳作賞受賞

1957(昭和32)年

48歳

第1回東京国際版画ビエンナーレで国立近代美術館賞受賞
第4回サンパウロビエンナーレ国際美術館グランプリ受賞

1961(昭和36)年

52歳

第4回リュブリアナ国際版画ビエンナーレグランプリ受賞

1977(昭和52)年

68歳

第12回リュブリアナ国際版画ビエンナーレサラエボ美術アカデミー賞受賞

1982(昭和57)年

73歳

北カリフォルニア版画大賞展グランプリ受賞

2000(平成12)年

12月東京で歿、享年91歳