ささやかに、閃光 ―小品を中心に―
- 会期
 - 2015年7月2日(木曜)~10月18日(日曜)
 - 会期中の休館日
 - 7月29日(水曜)~31日(金曜)、8月26日(水曜)、31日(月曜)~9月4日(金曜)、30日(水曜)
 
浜口陽三は、10センチ四方に満たない画面のミニアチュールのような愛玩性を帯びた作品を多く残していますが、今回はそのような小品に焦点をあててその表現世界をたどります。小さな画面には、力の痕跡が緊密に満ちていて、張り詰めた重力の集積の中に、「もの」は、ささやかなきらめきをもって浮かび上がるかのようです。小品だからこそ際立つ、密度の高い浜口陽三の銅版画の趣をじっくりとご堪能ください。
浜口陽三略歴
- 1909(明治42)年
 - 和歌山県広川村に生まれる
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1930(昭和5)年
21歳
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東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻科中退、パリに移住
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1933(昭和8)年
24歳
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サロン・ドートンヌに出品
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1938(昭和13)年
29歳
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パリで水彩画と版画の最初の個展開催
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1953(昭和28)年
44歳
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関野準一郎、駒井哲郎と共に日本銅版画家協会を創設
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1954(昭和29)年
45歳
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第1回現代日本美術展で「スペイン風油入れ」と「ジプシ-」が佳作賞受賞
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1957(昭和32)年
48歳
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第1回東京国際版画ビエンナーレで国立近代美術館賞受賞
第4回サンパウロビエンナーレ国際美術館グランプリ受賞 - 
1961(昭和36)年
52歳
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第4回リュブリアナ国際版画ビエンナーレグランプリ受賞
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1977(昭和52)年
68歳
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第12回リュブリアナ国際版画ビエンナーレサラエボ美術アカデミー賞受賞
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1982(昭和57)年
73歳
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北カリフォルニア版画大賞展グランプリ受賞
 - 2000(平成12)年
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12月東京で歿、享年91歳