静かに、想うー浜口陽三・織田一磨

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ページ番号1002425  更新日 2022年3月28日

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会期
2016年11月17日(木曜)~2017年2月26日(日曜)
会期中休館日
11月30日(水曜)、12月21日(水曜)~1月13日(金曜)、1月25日(水曜)、2月15日(水曜)、2月22日(水曜)

浜口陽三の画面は、モチーフの形象が浮かび上がっているのみならず、静寂な時間が観る者を包みます。織田一磨は、とどまることのない時間の流れのなかで垣間見えた一瞬の情景を、静かな風景画として表現しています。

両者の作品とも、強烈な自己主張を発することはありませんが、眼前のモチーフあるいは風景を粛々と描き出しながら、その背後に、静かに想い、見つめる気配を感じさせています。

作品:青いガラス
浜口陽三 青いガラス 1957年

浜口陽三略歴

1909(明治42)年
和歌山県広川村に生まれる

1930(昭和5)年

21歳

東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻科中退、パリに移住

1933(昭和8)年

24歳

サロン・ドートンヌに出品

1938(昭和13)年

29歳

パリで水彩画と版画の最初の個展開催

1953(昭和28)年

44歳

関野準一郎、駒井哲郎と共に日本銅版画家協会を創設

1954(昭和29)年

45歳

第1回現代日本美術展で「スペイン風油入れ」と「ジプシ-」が佳作賞受賞

1957(昭和32)年

48歳

第1回東京国際版画ビエンナーレで国立近代美術館賞受賞
第4回サンパウロビエンナーレ国際美術館グランプリ受賞

1961(昭和36)年

52歳

第4回リュブリアナ国際版画ビエンナーレグランプリ受賞

1977(昭和52)年

68歳

第12回リュブリアナ国際版画ビエンナーレサラエボ美術アカデミー賞受賞

1982(昭和57)年

73歳

北カリフォルニア版画大賞展グランプリ受賞

2000(平成12)年

12月東京で歿、享年91歳