野町和嘉写真展 イスラーム巡礼

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ページ番号1002391  更新日 2022年3月28日

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会期
2006年9月16日(土曜)~10月29日(日曜)
休館日
9月27日(水曜)、10月25日(水曜)
入館料
100円(ただし、小学生以下・65歳以上・障がい者は無料)
主催
武蔵野市立吉祥寺美術館
協賛
キャノンマーケティングジャパン株式会社
富士フイルムイメージング株式会社
協力
クレヴィス
関連イベント
9月23日(土曜)、10月14日 野町和嘉講演会

ポスター:野町和嘉写真展 イスラーム巡礼


写真家・野町和嘉は、20代半ばでサハラ砂漠を訪れ、過酷な風土を生きる人間の強靱さに魅せられたことがきっかけとなって、以来、チベットやエチオピア、アンデスなど世界各地を旅し、厳しい自然と向き合った人々の暮らしと信仰を撮り続けています。そうした野町が綴る一連のドキュメンタリーには、強靭で凄まじいまでの人間の生きざまが記録されています。
1994年、野町和嘉のもとに、サウディアラビアからイスラームの聖地「メッカ」の撮影依頼が舞い込んできました。サハラ以来、イスラーム圏を広く歩いてきた野町は、異教徒禁断の聖地に入るため自らイスラーム教に入信して、以来2000年まで取材を続け、知られざるハッジ(メッカ大巡礼)の全貌を撮影してきました。その一方で、イスラーム教シーア派の中心であるイランへの取材を2000年以来続けています。
今回の写真展では、野町和嘉が記録した「メッカ巡礼」と、シーア派独特の「イマーム廟巡礼」というイスラーム教のふたつの「祈り」を対比させることで、「9.11」や「イラクの混迷」といった事件報道では殆ど伝達されない、人々の真摯な祈りの姿や多様な信仰のかたちをご覧いただければ幸いです。

作品:ライラトル・カドルの礼拝
《ライラトル・カドルの礼拝》
メッカ/サウディアラビア 1995年
作品:シェイフ・ロトゥフォッラー・モスク
《シェイフ・ロトゥフォッラー・モスク》イラン 2001年
作品:イマーム・ホセイン殉教を嘆く女
《イマーム・ホセイン殉教を嘆く女》
イラン 2001年