味わいの芸術 和菓子

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ページ番号1002384  更新日 2022年3月28日

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会期
2007年8月5日(日曜)~9月9日(日曜)
休館日
8月29日(水曜)
入館料
100円(ただし、小学生以下・65歳以上・障がい者は無料)
主催
武蔵野市立吉祥寺美術館
市制60周年記念
Musashinoごちそうフェスタプレイベント
関連イベント
  1. 8月25日(土曜) 講演会「和菓子よもやま話」
  2. 吉祥寺アーカイブvol.2 「吉祥寺を和菓子で表現してみませんか」

ポスター:味わいの芸術 和菓子


「和菓子」は花鳥風月、四季、年中行事など、日本の自然や文化に寄り添いながら長い年月をかけて独自の発展をとげてきました。
梅、桜、紅葉、雀、兎、流水、雪・・・自然の風物が小さな形の中にたくみに表現された和菓子の数々は、私たちに四季のある暮しの豊かさを思い起こさせてくれます。
紅白饅頭、鶴の子餅、千歳飴、松竹梅の干菓子・・・これらは私たちが人生の折々の慶事を祝う時、いつも傍らにある和菓子です。
花びら餅、草餅、桜餅、おはぎ、粽、柏餅、亥の子餅・・・これらは節分や節句、お彼岸など季節の節目節目に作られる和菓子で、次々と巡ってくる季節を追いながら登場して、さまざまな年中行事を彩ります。
こうした和菓子は、現在では味覚、嗅覚、触覚はもとより視覚や聴覚にも耐えることを期待され、五感を駆使して楽しむことができる芸術品といわれています。
食物として欠かせない美味、ほのかな香り、歯ざわり、舌触り、美しい意匠、奥ゆかしい菓銘、これらの要素が絶妙に調和して、日本独特の和菓子がうまれました。
本展は、こうした「和菓子」をアートとしての視点でとらえ、その美の世界を実物、写真、パネルなどの各種資料により展示・紹介しようとする試みです。
奥深い和菓子の世界を、目で味わうことにより眼福を感じていただき、和菓子の魅力の一端をお楽しみいただければ幸いです。

作品:1900年巴里万国博覧会出品 干菓子四季飾箱
1900年巴里万国博覧会出品 干菓子四季飾箱
亀末廣蔵
作品:若葉蔭(とらや)
若葉蔭(とらや)
©HIROSHI YODA

作品:水(亀屋伊織)
水(亀屋伊織)
©HIROSHI YODA