佐藤真生展 _家 HOME _

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1002339  更新日 2022年3月28日

印刷大きな文字で印刷

会期
2013年7月27日(土曜)-9月8日(日曜)
会期中の休館日
7月31日(水曜)、8月28日(水曜)
主催
武蔵野市立吉祥寺美術館
後援
酒田市、酒田市教育委員会

神秘的でありながら、どことなく懐かしさを感じさせる作品をつくりだす佐藤真生(さとうまさお・1963- )は、武蔵野市の友好都市・山形県酒田市出身の画家です。東京学芸大学在学中に初個展「夕映えサーカス」を開催し、さらに上野の森美術館大賞展・佳作賞も受賞。3年後には若手芸術家の登竜門ともいわれる安井賞展では賞候補に選出されます。以後、数多くの入賞を重ね、国内外で個展も開催し続けますが、油彩画にはとどまらず立体、映像、空間芸術へと精力的に制作の幅を広げて活躍しています。

どこか郷愁を含みつつも、謎めいた刺激も感じられる作品は故郷・酒田の風景がもととなっており、また、毎年おこなわれる酒田市の山王祭でみた、サーカスや見世物の怪しく非日常的な雰囲気や、祭りのあとの夢や幻のような感覚を取り込んでいます。一見あやしげな世界観のある作品ではありますが、描かれているのモチーフは日本では昔から親しまれてきたものであり、わたしたちの心の中にあるふるさとの一場面を表現しているかのように思われます。

本展では、近年希薄になりつつある人と人とのつながりの基本である「家」をテーマに、作家の新作もふくめ紹介します。HOME・家族・地域・街・歴史・原点・・・など、「家」から連想する世界の広がり方とつながり方をご鑑賞ください。

関連イベントはこちら

作品:春暮譚
《春暮譚》1992年
財団法人本間美術館蔵
作品:夏至譚
《夏至譚》1993年
個人蔵
作品:もうすぐ一年生
《もうすぐ一年生》2011年
個人蔵
作品:白象夏至之譚
《襖絵 黄昏白象之図》2009年 個人蔵

佐藤真生(さとうまさお) 略歴

1963
山形県酒田市生まれ
1990
  • 個展「夕映えサーカス」(目黒区美術館 / 東京)
  • 東京学芸大学大学院 美術教育研究科修了
  • 上野の森美術館絵画大賞展佳作賞(上野の森美術館 / 東京)
  • 多摩秀作美術展準大賞(青梅市立美術館 / 東京)
1992
  • 日本の絵画展(オーストラリア)
  • 上野の森美術館絵画大賞受賞者展(パリ)
1993
安井賞展 賞候補(西武美術館 / 東京)
1995
  • 前田寛治大賞展(鳥取県立倉吉博物館 / 鳥取)
  • 「未来のノスタルジー展」(山形美術館 / 山形)
1997
個展「佐藤真生 譚海への招待」(財団法人本間美術館 / 山形)
1998
両洋の眼展(日本橋三越 / 東京 他)
2006
作家の視展(~2011 上野の森美術館 / 東京)
2008
「最上川展」(財団法人本間美術館 / 山形)