佐々木マキ 見本帖

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ページ番号1002337  更新日 2022年3月28日

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会期

2013年4月6日(土曜)-6月23日(日曜)

前期:4月6日(土曜)-5月15日(水曜)

後期:5月18日(土曜)-6月23日(日曜)

※前後期で展示作品が異なります。

主催
武蔵野市立吉祥寺美術館
企画協力
メディアリンクス・ジャパン
会期中の休館日
4月24日(水曜)、5月16日(木曜)、5月17日(金曜)、5月29日(水曜)

表紙:佐々木マキ 見本帖


学生時代からマンガ家として注目され、雑誌「ガロ」や「朝日ジャーナル」などで独創的なマンガ作品を発表していた佐々木マキは、1973年に絵本『やっぱりおおかみ』(福音館書店)で絵本作家として衝撃的なデビューを遂げました。その後『ぼくがとぶ』(1975年 福音館書店/2013年 絵本館より復刊)、『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』(1978年 福音館書店/2000年 絵本館より復刊)、『ねむいねむいねずみ』(1979年 PHP研究所)など数多くの絵本を発表し絵本作家として活躍する一方で、村上春樹らの小説の挿絵を描くなど、幅広い年代に親しまれてきました。2011年には初期のマンガを収録した作品集『うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81』が太田出版より刊行され、前衛的・実験的と評された当時のマンガ作品に再び注目が集まっています。

本展は「佐々木マキ見本帖」と題して、約45年間の多岐にわたる創作活動を振り返るもので、マンガや絵本の原画のほか、挿絵や装丁画、版画など貴重な作品約200点を前後期にわけて展示します。かつて「ガロ」を愛読していた世代から現在絵本に親しんでいる小さな子どもたちまで、佐々木マキのシュールでクールな不思議世界を多くの方々にお楽しみいただける絶好の機会となることでしょう。

作品:やっぱりおおかみ
『やっぱりおおかみ』福音館書店・刊 (c) Maki Sasaki, 1973
作品:またまたぶたのたね
『またまたぶたのたね』 絵本館・刊 (c) Maki Sasaki, 2009
作品:いとしのロベルタ(部分)
『いとしのロベルタ(部分)』絵本館・刊 (c) Maki Sasaki, 1991
作品:はぐ(部分)
『はぐ(部分)』「こどものとも」 福音館書店・刊 (c) Maki Sasaki, 2011
作品:クイクイちゃん
『クイクイちゃん』 絵本館・刊 (c) Maki Sasaki, 2012

佐々木マキ

1946年、神戸に生まれる。在学中より、雑誌『ガロ』『朝日ジャーナル』などにマンガ作品を発表。マンガに始まり、絵本、イラストレーションなど広く出版の領域で活動を続けている。主な作品に『ねむいねむいねずみ』(PHP研究所)、『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』(絵本館)、『やっぱりおおかみ』(福音館書店)、『なんぎな探検隊』(小学館)などがある。2004年には「アンデルセン生誕200年記念事業」のため、『絵のない絵本』(小学館)を出版。マンガ作品に「うみべのまち」(太田出版)などがある。京都市在住。本展覧会図録を兼ねた作品集『佐々木マキ見本帖』が2013年1月にメディアリンクス・ジャパンより刊行された。