千田泰広 ―イメージからの解放―

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ページ番号1002289  更新日 2022年3月28日

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作品:Myrkviðr
《Myrkviðr》2018 Photo©Yasuhiro Chida
作品:Aftereal
《Aftereal》2018 Photo©Yasuhiro Chida

国際的に活躍するアーティスト、千田泰広(ちだ・やすひろ、1977年生まれ)。千田は、登山やアイスクライミング、ケイビングなどの経験を素地にもち、「空間の知覚」と「体性感覚の変容」を主題としてインスタレーション作品を制作しています。

光を素材とし、既存の場をそこにあるままにいかしながら、私たちの深奥にあるものと静かに共振する空間をひらいてゆく千田の作品は、世界各地で高く評価されています。各国の芸術祭への出展のほか、舞台美術、レクチャー、ワークショップなどにも精力的に取り組み、近年では「世界の優れた9人のライトアーティスト」のひとりとして紹介されています(ARTDEX)。千田は、いまもっとも注目すべきアーティストであるといえるでしょう。

「世界の不思議さそのものの、人間の可能性を見たい」と千田はいいます。彼のつくりだす空間に入りこみ、体感することを通して、私たちは、存在するということの不思議さや、世界というもののわからなさを、そのままに共有・共感しあうことになります。千田の作品は、事物にたいする固定の“イメージ”という縛りから、私たちを解放していきます。

今回、吉祥寺美術館の企画展示室に千田の新作インスタレーションが制作されます。あわせて、これまでの制作過程で生まれた立体物や制作メモ、ドローイングなども展示され、彼の思考の痕跡を垣間見ることができます。トークイベント、ライブ、ワークショップなど、関連イベントも盛りだくさん。さらに特別企画として、会期最終週には武蔵野市民文化会館の展示室にも千田の作品が展開されます。どうぞご期待ください。

作品:Analemma1

作品:Analemma2


ともに 《Analemma》2019 Photo©Yasuhiro Chida

☆【作品制作ボランティアを募集します!】

関連イベント

詳細は次のリンクをご覧ください

  • オープニングトーク
    内藤誠一郎(国立天文台天文情報センター広報普及員)×千田泰広
    日時 2020年1月13日(月祝)14時00分~
  • スペシャル対談
    秋富克哉(京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科教授)×千田泰広
    日時 2020年2月9日(日曜)14時00分~
  • 制作体験!ワークショップ
    講師:千田泰広
    日時 2020年2月11日(火祝)14時00分~16時00分(時間内自由参加)
  • ライブ&トーク『Echo_Location 反響_定位』
    宮木朝子(作曲家・サウンドアーティスト)×千田泰広
    日時 2020年2月15日(土曜)ライブ17時30分~18時30分/トーク18時40分~19時10分
  • クロージングトーク
    金井直(信州大学人文学部哲学・芸術論コース芸術コミュニケーション分野教授)×千田泰広
    日時 2020年2月22日(土曜)14時00分~

8日間限定!特別展示

会期最終週、千田泰広のインスタレーションが武蔵野市民文化会館展示室でも展開されます。

会期
2020年2月15日(土曜)~2月23日(日曜)
休館日
2月19日(水曜)
時間
10時00分~17時00分
入場料
無料
会場
武蔵野市民文化会館 1階 展示室

〒180-0006 武蔵野市中町3-9-11

(JR三鷹駅北口から徒歩約13分、JR三鷹駅北口からバス1・2番線「市民文化会館入口」下車)

作品:0.04
《0.04》2018 Photo©Yasuhiro Chida
作品:Brocken 6
《Brocken 6》2014 Photo©Yasuhiro Chida