移ろう季節を感じてー所蔵作品よりー


- 会期
- 2019年4月6日(土曜)~6月9日(日曜)
- 休館日
- 4月24日(水曜)、5月7日(火曜)、8日(水曜)、29日(水曜)
- 開館時間
- 10時00分~19時30分
- 入館料
- 300円(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
- 主催
- 武蔵野市立吉祥寺美術館(公益財団法人武蔵野文化事業団)
※会期中、一部作品を展示替えします
世界中に四季のある国は数多く存在しますが、中でも四季の変化が明確な日本では、季節の移ろいを敏感に感じ、描かれた花や景色から季節を読み取り、その情趣を楽しんできました。四季のうちの一つ、春は、冬の寒さが和らいで、日差しが段々とあたたかくなる季節です。花のつぼみは膨らんで色とりどりに咲き誇り、眠っていた生きものたちの活動も活発になって生命の芽吹きも感じられます。そして、降りそそぐ太陽の光を受け、植物は緑濃く生い茂げり、夏へと移ろいます。身にこたえる暑さをしのごうと、鳥や魚の息づく水辺や清涼な空気に満ちた山あいなどへ涼を求めます。
本展では武蔵野市の所蔵作品から、展覧会の会期に合わせ、春から夏へと移りゆく季節の情緒あふれる作品約30点を紹介いたします。萩原英雄の晩年の代表作でもある連作版画「三十六富士」の春。美しい色感で身近な花鳥を描いた小畠鼎子。野田九浦が描いた涼しげな水辺の風景。みずみずしい植物を描いた永田春水の作品など、描かれた時代も制作方法も異なる作家たちが見つめたさまざまな季節の情景。草木が芽吹き花咲く春の賑わいや夏の爽やかな風情など、作品を通して表現される季節の新鮮な魅力を感じとり、現代の生活では失われがちな季節感や、自然美に対する感性を豊かに磨き上げられる機会となれば幸いです。





関連イベント
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塩ビ版に水彩絵具で描いた絵を、プレス機で紙に転写します。プレス機を回して、版画ができあがる瞬間を楽しもう!
- 日時
- 5月5日(日曜) (1)10時00分~12時00分、(2)13時30分~15時30分
- 講師
- 常田泰由(版画家、東京造形大学非常勤講師)
- 定員
- 各回7組(幼稚園以上小学生以下のこどもとその親)
2)【受付終了しました】永沢まことのペン一本で絵を始めよう デモンストレーションと実技指導
参加申込人数が定員に達しましたので申込受付を終了させていただきます。たくさんのお申込み、ありがとうございました。
愛用のスニーカー、バッグ、帽子、アクセサリーや文房具、ぬいぐるみ、マグカップなど身近なモチーフをペンによる線描で描き、透明水彩絵具で着彩します。
- 日時
- 5月19日(日曜) 13時00分~16時30分
- 講師
- 永沢まこと(イラストレーター)
- 定員
- 16名
3)【受付終了しました】水彩モノタイプを制作しよう
参加申込人数が定員に達しましたので申込受付を終了させていただきます。たくさんのお申込み、ありがとうございました。
モノタイプとは、版に直接描画したイメージを紙に転写する、一枚(モノ)限りの版画表現です。水彩モノタイプならではの、色や形を楽しみます。
- 日時
- 5月26日(日曜) (1)10時00分~12時00分、(2)13時30分~15時30分
- 講師
- 常田泰由(版画家、東京造形大学非常勤講師)
- 定員
- 各回10名
- 1)2)3)すべて、4月7日(日曜)10時00分より、お電話(0422-22-0385)または美術館窓口にて受付開始。
定員に達し次第締切。 - 1)2)3)すべて、1回のお申し込みにつき2名様まで受付可。(キャンセル待ちの受付はいたしません)
- 参加費はすべて 一人1,000円(材料費込み)
- 汚れてもよい服装でお越しください。
- 会場はすべて 武蔵野市立吉祥寺美術館 音楽室

野田九浦《竹林》《鵜飼》1908年 紙本彩色[展示期間:5月9日~6月9日]




