土田圭介 鉛筆画展 心の旅 モノクロームの世界で描く心のカタチ→終了しました

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ページ番号1002273  更新日 2022年3月28日

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作品:ボクらの翼
《ボクらの翼》2008年 鉛筆・ワトソン紙

新型コロナウイルス感染症の予防対策に伴い開幕が延期となっておりましたが、6月1日(月曜)~7日(日曜)まで開催いたします。
皆様のご来館、お待ちしております!
※ご来館の際は、検温等の感染拡大防止策にご理解ご協力くださいますようお願い申し上げます。

★PR動画を吉祥寺美術館公式Twitterにて公開いたしました!ぜひご覧ください!!(5月18日)

会期
2020年4月11日(土曜)~6月7日(日曜)
休館日
4月30日(木曜)、5月7日(木曜)、8日(金曜)、27日(水曜)

※5月7日(木曜)、8日(金曜)に一部展示替えを行います

開館時間
10時00分~19時30分
入館料

300円、中高生100円(小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)

主催
武蔵野市立吉祥寺美術館(公益財団法人武蔵野文化事業団)

鉛筆で淡い縦線と濃い縦線とを無数に描き重ね、モノクロームの幻想空間を創出する個性派作家 土田圭介(つちだ・けいすけ1974年新潟県生まれ)。ミステリアスでユーモラス、ロマンティックでセンシティブ、時にノスタルジック・・・。実に様々な表情が緻密・濃密な陰影から浮かび上がり、その様相はどこか魔術的に感じられます。

土田が、一貫した制作態度で描き続けているモチーフは「心」です。「心の動きは言葉では言えるが形にできない。けれども、形のないものに形をつけていくとどうなるのか、それを形にしてみたい」と語るように、心を静かに見つめ、鉛筆のみで声高に主張することなく、自分の中にあるものを掘り起こして形にします。描き出されたものは、具象でありながらも現実には存在しない、抽象と具象の中間の「形」として表現されます。そして、見るものを飽きさせないメカニックな造形は、硬さを感じさせる「鉄」という素材でありながら柔らかさを見せることで、自然と機械を融合した形として、内に秘める生命力を確かに捉えます。

また、土田の一番の特徴は、緻密に丁寧に一筆一筆描きこまれた縦のストロークです。面で塗りつぶす通常の鉛筆画と比べると、時間のかかる効率の悪い描き方ではありますが、縦の線を重ねることで生まれる“揺らぎ”は、通常の鉛筆画が生み出す写実的なリアリティとは違い、靄がかかったような幻想的な世界が広がり、生命のリズムを感じさせます。それは、“形のないもの”に形を与えることに専念する土田のイメージした世界感を的確に表現することとなりました。

公立の美術館では初めての展示となる本展では、初期の作品から新作をご紹介します。土田独特のモノクロームの陰影の世界に描かれる「心の形」を、各々の感じるままにお楽しみください。

作品:THE WORLD
《THE WORLD》制作年不明 鉛筆・ワトソン紙
作品:JUSTICE
《JUSTICE》制作年不明 鉛筆・ワトソン紙
作品:プロローグ
《プロローグ》2009年 鉛筆・ワトソン紙
作品:telephone line
《telephone line》2012年 鉛筆・ワトソン紙
作品:ASHITA
《ASHITA》2017年 鉛筆・ワトソン紙

同展の図録を先行販売しております

※美術館は5月31日まで臨時閉館中ですが、通信販売を受け付けております。

注文方法等は次のリンクをご参照ください。

表紙:土田圭介 鉛筆画展 心の旅 図録


【土田圭介 鉛筆画展 心の旅】図録

価格:1,400円(税込み)
48ページ
A4判
発行:2020年4月

関連イベント

ミニトーク&ワークショップ

講師
土田圭介
日時
(1)4月19日(日曜)14時00分~16時00分 →中止とさせていただきます

(2)5月3日(日曜・祝日)14時00分~16時00分 →中止とさせていただきます

定員
各回10名
参加費
1,000円(材料費込み)
申込
4月5日(日曜)10時00分より、お電話(0422-22-0385)にて受付
  • ※定員に達し次第締切(キャンセル待ちの受付はいたしません)
  • ※1回のお申し込みにつき、2名様まで受付可
  • ※汚れてもよい服装でお越しください

スペシャルトーク

出演
土田圭介×倉本美津留(放送作家、アート・プロデューサー)
日時
5月24日(日曜)14時00分~16時00分 →中止とさせていただきます
定員
80名
参加費
無料(当日の美術館入館券が必要)
申込
5月2日(土曜)10時00分より、お電話または美術館窓口にて受付
  • ※定員に達し次第締切(キャンセル待ちの受付はいたしません)
  • ※1回のお申し込みにつき、2名様まで受付可

倉本美津留…
数々の伝説的なテレビ番組を手掛ける。そんな中、アート番組『アーホ!』『アーット!叫ぶアートAh!!rt』を企画し、新人アーティストを発掘してテレビで紹介するなど、日本の現代アートシーンを活性化することに注力している。テレビ以外のアート応援活動も多数。渋谷西武:「アーホ!展」「アーット叫ぶアート〜大Ah!!rt展」プロデュース。2018年六本木アートナイト参加アーティスト。横浜トリエンナーレ関連イベント『アートと笑いの境界線』主宰。美術書『パロディスム宣言』美術出版社より上梓。
倉本氏が手がけるWEBサイト「倉本美津留のえりすぐり これやん」※にて土田氏の作品を紹介。
※倉本氏オススメのアーティストや作品を対談形式で紹介、ご覧の方にご購入もいただけるアート応援サイト。