土田圭介 鉛筆画展 心の灯り

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ページ番号1002541  更新日 2022年3月29日

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イベントカテゴリ: 美術

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作品:行方
《行方》(部分)2021年 鉛筆・アルシュ紙
開催期間

2022年1月8日(土曜日)から2022年2月27日(日曜日)まで

休館日:1月26日(水曜)、2月16日(水曜)、24日(木曜)

開催時間

午前10時 から 午後7時30分 まで

開催場所

武蔵野市立吉祥寺美術館
交通・アクセス

入館料
300円、中高生100円(小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
主催
武蔵野市立吉祥寺美術館(公益財団法人武蔵野文化事業団)

10Hから10Bの鉛筆を駆使し、縦のストロークを無数に描き重ね、緻密で圧倒的なモノクロームの幻想空間を創出する鉛筆画家 土田圭介(つちだ・けいすけ1974年生まれ)。

土田が、描き続けているモチーフは「心」です。「心の動きは言葉では表せるが形にできない。けれども、形のないものに形をつけていくとどうなるのか、それを作品にしてみたい」と語るように、心を静かに見つめ、鉛筆のみで声高に主張することなく、自身の中にあるものを掘り起こして形にします。また、土田の作品の一番の特徴は、緻密に一筆一筆描きこまれた縦のストロークです。鉛筆画の写実的なリアリティとは異なり、縦の線を重ねることで生まれる“揺らぎ”は、独特のリズムを生み出すとともに、靄がかかったような幻想的な世界を構成します。それは、“形のないもの”に形を与えることに専念する土田のイメージした世界感を的確に表現することとなりました。

本展では、これまでの代表作に加え、祈りをテーマに圧倒的なスケール感と深い物語性で描かれた新作《行方》をご紹介します。真っ暗な闇の中、かすかな灯りをともしながら様々な思いを乗せて前に進んでいく舟。その舟に乗る幻想世界の住人たちはまるで、激動する現代社会を生きる人々の欲望や不安、緊張、未来への希望を願う様々な姿を映し出しているかのように感じられます。

それぞれの作品の中に流れる空気感や作品世界に息づく住人たちに思いを巡らせ、モノクロームの世界に描かれるさまざまな「心」の形をどうぞご堪能ください。

作品:JUSTICE
《JUSTICE》制作年不明 鉛筆・ワトソン紙
作品:プロローグ
《プロローグ》2009年 鉛筆・ワトソン紙
作品:telephone line
《telephone line》2012年 鉛筆・ワトソン紙
作品:ASHITA
《ASHITA》2017年 鉛筆・ワトソン紙

関連イベント

会場は全て吉祥寺美術館音楽室

※新型コロナウイルス感染症感染拡大防止等の観点から変更・中止となる場合があります

ミニトーク&ワークショップ

講師
土田圭介
日時
  1. 1月29日(土曜)14時00分~16時00分→定員に達しましたので受付終了いたしました
  2. 2月13日(日曜)14時00分~16時00分→定員に達しましたので受付終了いたしました
定員
各回10名
対象
どなたでも
参加費
1,000円(材料費込み)
申込
1月8日(土曜)10時00分より、電話(0422-22-0385)または美術館窓口にて受付
  • ※定員に達し次第締切(キャンセル待ちの受付はいたしません)
  • ※1回のお申し込みにつき、2名様まで受付可
  • ※汚れてもよい服装でお越しください

スペシャルトーク

出演
土田圭介×倉本美津留(放送作家/アート・プロデューサー)
日時

2月6日(日曜)14時00分~15時30分→定員に達しましたので受付終了いたしました

定員
40名
参加費
無料(当日の美術館入館券が必要)
申込
1月15日(土曜)10時00分より、電話(0422-22-0385)または美術館窓口にて受付
  • ※定員に達し次第締切(キャンセル待ちの受付はいたしません)
  • ※1回のお申し込みにつき、2名様まで受付可

倉本美津留(放送作家/アート・プロデューサー)…

数々の伝説的なテレビ番組を手掛ける。そんな中、アート番組『アーホ!』『アーット!叫ぶアートAh!!rt』を企画し、新人アーティストを発掘してテレビで紹介するなど、日本の現代アートシーンを活性化することに注力している。テレビ以外のアート応援活動も多数。渋谷西武:「アーホ!展」「アーット叫ぶアート〜大Ah!!rt展」プロデュース。2018年六本木アートナイト参加アーティスト。横浜トリエンナーレ関連イベント『アートと笑いの境界線』主宰。美術書『パロディスム宣言』美術出版社より上梓。

倉本氏が手がけるWEBサイト「倉本美津留のえりすぐり これやん」(倉本氏オススメのアーティストや作品を対談形式で紹介、ご覧の方にご購入もいただけるアート応援サイト)に土田氏の作品を掲載。